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取り戻したかつての自分 有村智恵が首位タイに浮上

2014/10/03 18:09

滋賀県の琵琶湖CCで開催されている国内女子メジャー「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の2日目。18位から出た有村智恵が6バーディ、1ボギーでプレーし、通算6アンダー首位タイに浮上。明日のムービングデーは、首位を分け合った菊地絵理香と最終組でプレーする。

「ここ1~2年は予選通過ばかりに意識があって、ずっと2日目がキライだったけれど、久しぶりにこんなゴルフができました」。開口一番の言葉が、この日の会心のラウンドと、重ねてきた苦しい月日を物語っていた。

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「67」の好スコアについて、技術的なことよりも「気持ちの部分が大きい」という有村。昨年からプレーする米国ツアーは、「一瞬たりとも気が抜けない」というコースセッティングや、ボールが上がりにくい芝質に苦労し、「どんどん小さくなって、守りのゴルフになった」。いつしかインパクトで無意識に腕や体がゆるむようになり、ショットはグリーンに、パットはカップに届かない。日本で優勝を重ねていたころの「ピンとカップしか見ないでガンガン攻めていた」という姿勢は、徐々に失われていった。

「今日はどんな成績になっても攻めていこう」。意識を切り替えてスタートした2日目は、前半から勢い良く飛び出した。1番(パー5)、2番とピンに1mに絡めて連続バーディ。加えて「ミスを許せるようになった」と、持ち球のフェードボールがドロー気味になっても、感触が良ければ受け入れる。「とにかく守らずに」。2アンダーで折り返した後半も、11番で手前カラーからパターでねじ込み、16番(パー5)では4mのチャンスを決めて6つ目。狙いを手前に定める冷静なマネジメントを貫きながら、コースを攻略した。

転機となったのは、前週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で予選ラウンドをともにした原江里菜と、久々にタッグを組んだ小田亨キャディの存在だ。好調な原のプレーからかつてのアグレッシブな姿勢を思い起こし、小田キャディからはミスを許容する大切さを説かれたという。

「この位置は自信になる。去年より前向きにできているし、明日からもそれをテーマに戦っていきたい」。ホールを重ねるごとに増している手応えと自信。悩めるショットメーカーが、かつての姿を取り戻しつつある。(滋賀県栗東市/塚田達也)

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2014年 日本女子オープンゴルフ選手権競技



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