大山志保がぶっちぎりの独走 6打差16アンダーで優勝へ王手
2014年 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント
期間:09/05〜09/07 場所:みずなみCC(岐阜)
独走の大山志保 絶好調のキッカケは優勝で明かされる?
2014/09/06 18:57
「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」(岐阜県・みずなみCC)の2日目、9バーディノーボギーの「63」で、自身のベストスコアを更新した大山志保が、今季初勝利に大きく前進した。後続に6打差の独走態勢で最終日を迎える。
大会コースレコードにも並ぶ「63」は、単独首位から大山に大きなアドバンテージを築いた。
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「ゾーンに入っていた、という感じではなかった。ただ楽しく回って、終わってみたら9アンダーだった」という。初日からショット、パットともに調子は上々で「普通にプレーすれば伸ばせる」という確たる自信を持って、プレーを続けている。5連続バーディを決めた成田美寿々の猛追には気付いたものの、「今日は自分が伸ばすことだけを考えていた」と動じなかった。
最終組でスタートした大山は、2番で1.5メートルを沈め、バーディを先行。続く3番では4メートルを決めて2連続とし、幸先良い立ち上がりを見せた。
得意のガッツポーズも連発。一番大きなアクションとなったのは、後半に入った12番(パー3)。5Iで放ったティショットはグリーン手前のカラーで止まり、ピンまで約22メートルを残した。上って下る難しいスライスラインをしっかり読んで、ボールを乗せると、そのままカップに吸い込まれた。「遠目ですごく喜んでくださるギャラリーの方と目が合って。その瞬間は自分でもうれしすぎて時間が止まりました」と照れ笑いを浮かべた。
「これまでのゴルフ人生で、気持ちもゴルフも一番良い状態――」。そのキッカケについては「何かあるんだろうなとは思っている。それは(試合が)終わるまでは自分の心に留めておきたい」と、続く言葉を濁した。好調さに加え、後続を大きく引き離してのビッグチャンス。最終日、18番グリーンで会心の笑顔を見ることができたなら、その“何か”に期待してほしい。(岐阜県瑞浪市/糸井順子)