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藤田幸希、家族の目標達成で「自分のゴルフに集中」 唯一ノーボギーで2位発進

「ニトリレディスゴルフトーナメント」初日、藤田幸希がこの日ただ一人となるノーボギーでラウンドし、「69」をマーク。首位に2打差の2位につける3アンダーと好発進した。

週初めに、大病を克服した父・健さんと約5年ぶりにラウンド。22日にプロテストに合格したばかりの兄・勇樹も加わった。ドライバーショットは父と同じ飛距離、兄には80ヤードの差をつけられ、兄からは「飛ばないなあ」、健さんからは「こんなに毎日ゴルフやっていても、うまくならないな」とからかわれた。

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「今年の藤田家の目標」という勇樹さんのプロテスト合格を果たすため、藤田は練習に付き添ってアドバイスするなど力を合わせてきた。その目標がかない、「ついに自分のゴルフに集中できる日が来た。やっとですよ」と冗談めかした。

兄をそばで見て、新たにした思いもある。「私は細かくて、完璧主義者だけど、兄はいい意味で能天気。それでいいんだと感じた」。最近は、ショットが曲がるのが嫌で「置くゴルフ」に徹していたが、姿勢を切り替えた。「曲がってもいいから、振り抜けばいいと。今日も曲がったけど、それがスコアにつながった」と、初日のラウンドを振り返った。

17番(パー5)では、残り239ヤードから3Wで振り抜いた2打目を、ピン手前5メートルに乗せた。惜しくもイーグルは逃したが、この日3つ目のバーディを奪った。

「ボギーがないんだとびっくりした。きわどいパーパットが4、5回入った」と笑い、明るく会場を後にした。(北海道恵庭市/片川望)

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