森田理香子が3打差リードで最終日へ! 上田桃子が2位追走
2014年 CAT Ladies
期間:08/22〜08/24 場所:大箱根CC(神奈川)
3年ぶりの優勝を目指す上田桃子「勝てると思いながらプレーしたい」
2014/08/23 18:52
神奈川県にある大箱根CCで行われた「CAT Ladies」2日目は、3バーディ1ボギーの「71」(パー73)。通算5アンダーとした上田桃子が、首位と3打差の2位に浮上した。
「1番、2番は笑いが出るくらい風と雨が強かったけど、嫌だと思わずプレーしたいという心の余裕があった」と振り返った。2番ではボギーを叩いたものの、それ以降はスコアを落とさず、4番では1メートル強、11番では50センチ、15番(パー5)では1.5メートルと、ショットをピンに絡めて確実にバーディを重ねていった。
<< 下に続く >>
07年に賞金女王に輝いた上田だが、08年以降は米ツアーと日本ツアーを掛け持ちして戦い続け、12年には日本ツアーのシードを失い、昨年は米ツアーのシードにも届かないという苦境を味わった。だが、昨年は9試合に出場した国内ツアーのレギュラーシーズン最終戦「エリエールレディス」で3位タイに入って、滑り込みで今年の出場権を獲得した。
日本、アメリカ、結果、過程…。様々なことを考えながら戦ってきた上田だが、今は「いかに自分のイメージを持ってプレーできるか」ということに集中している。今週迎えたのは3年ぶりの優勝のチャンス。上田は自分の気持ちを確かめるように言葉を並べた。
「優勝を狙う気持ちは変わらないけど、明日は“自分はこれをやっていれば大丈夫”という気持ちでやりたい。勝ちにいくというよりも、勝てると思いながらプレーしたい」。
いかにシンプルにゴルフができるか。3打差で追いかけるのは昨季賞金女王の森田理香子。だが、上田にとっての敵は目の前ではなく、自分の内側にいるといえそうだ。(神奈川県箱根町/今岡涼太)