地道に賞金を積み上げて…。賞金シードなんて高望みは致しません！？

国内女子ツアーは折り返しを過ぎて今週の「CAT Ladies」で第23戦。そろそろ、来季のシード権争いも気になってくる時期となった。

近年のシード獲得となる賞金ランキング50位の金額を見てみると、10年は1,564万円、11年は1,578万円、12年は1,717万円、13年は1,893万円。昨年から1試合増えた今年、選手たちの間では、そのラインは大台の2,000万円になるだろうと囁かれている。

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だが、大会初日に4アンダー2位の好発進を決めた山本薫里が目指しているのは1000万円と、大きくこのラインを下回っている。「セカンドQTに行くのは嫌なので」というのがその理由。11月に行われる「樋口久子 森永レディス」終了時に賞金ランキング70位以内に入っていれば、サードQTから出場できる。「まずはそこを目指してです」と堅実だ。

山本は01年のレギュラーツアーデビュー以来、これまで一度もシードを獲得した経験はないものの、ここ3年間はコンスタントに500万円以上の賞金を稼ぎ出し、今年は既に700万円を超えている。コツコツと積み上げてきたスタイルは、今年も継続中だ。

「いつも通りやった感じですね」。後半のアウトで5バーディ（ノーボギー）と爆発したが、山本は何事もなかったかのように淡々と振り返るばかりだった。（神奈川県箱根町／今岡涼太）