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痛恨ダブルパーに泣いた藤田光里「初優勝」への挑戦

国内女子ツアー「meijiカップ」最終日、悲願の初優勝を狙った地元・北海道(札幌市)出身の藤田光里は1バーディ、2ボギー、1ダブルパーの「77」と崩れ、優勝戦線から離脱。沢山のファンが見守る中、通算イーブンパーの32位でフィニッシュした。

最終日に3打差を追った今週も、初優勝への道は険しかった。出だし1番でボギーとつまづいた後、迎えた4番で大ピンチ。右に大きく曲げたティショットは崖下まで転がり、第2打は脱出に失敗し、木の根っこにボールが掛かってしまった。アンプレヤブルを宣言し、結局コース上に戻すまでに4打を要した。続く第6打はグリーン奥へこぼれ、第7打でようやくグリーンオンに成功。何とか1パットで沈めたが、ダブルパーの「8」となり、このホールで事実上、優勝のチャンスを逸した。

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「今週はショットが悪かったが、それが最終日に思い切り出てしまった」。思うに任せない調子を気迫でカバーする戦略が奏功した2日目とは一転、最終日はアグレッシブなコースマネジメントが完全に裏目に出た。続く5番でもティショットを左に大きく曲げてボギーとするなど、今年一番と言うほど安定感を欠いたショットに苦戦した。

6月の「ニチレイレディス」で演じた優勝争い以降、上向きの調子を維持しながら迎えた地元開催の大会だった。アマ時代から出場していた藤田にとっては、全37試合のツアーでどの試合よりも出場回数が多く、思い入れのある大会だ。「良い位置で今週を迎えるという目標も達成できたし、予選通過も叶ったのに、最終日のこの結果は悔しい」と唇を噛んだ。

地元ファンが「未来へ 藤田光里」と書かれた揃いのフラッグを振り、大声援を送った3日間。「たくさんの声援を感じながらプレーできた」と、その気持ちは藤田のハートに確かに届いていた。「今日は本当にひどかったけど、それでも初日と2日目にアンダーのプレーを見せることができたのは良かった」と、本人はせめてもの救いを挙げた。

近い将来にきっと夢をかなえる――1打1打に漂わせた頂点への強い意欲を、ファンは次への期待に変えたはずだ。(北海道北広島市/糸井順子)

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