佐伯三貴とテレサ・ルーが5アンダーで首位、23人が3打差以内で続く
2014年 meijiカップ
期間:08/08〜08/10 場所:札幌国際CC島松コース(北海道)
柏原明日架、堀琴音ら ほろ苦いプロデビュー
8日(金)に北海道の札幌国際CC島松コースで開幕した国内女子ツアー「meijiカップ」の初日。7月末に行われたLPGA最終プロテストで一発合格を果たした柏原明日架、堀琴音、山田成美の3選手がプロデビューを飾った。柏原、堀ともに1オーバーの53位タイ発進、山田は5オーバーの91位タイでデビュー戦初日を終えた。
柏原は4番では残り130ヤードの第2打をピン奥2メートルにつけると、これを沈めてプロ初のバーディ。前半はトータル3つのバーディで、一時はリーダーボードの上位に顔をのぞかせた。しかし後半は、10番でティショットのミスが招いたボギー。「気持ちを立て直せずボギーを続けてしまった」と、4つのボギーで後退した。
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「ゴルフはやっぱり難しい。前半と後半では全く違うゴルフだった。プロになってもゴルフはアマチュアのまま」と、厳しいまでのプロの洗礼に肩を落とした。ホールアウト直後は「まだ今日のプレーを整理できていない。悪かった後半のゴルフを見直して、明日はきちんと自分と向き合ってゴルフをしたい」と言葉を振り絞った。
堀は、前半の6番でボギーが先行。「ちょっとずつ噛み合わなかった。苦しいというか、もう一歩だった」と悔やんだ。プロ初となるバーディは11番。5番ユーティリティで放った第2打は、ピン上3メートルにつけるナイスショット。難なくバーディを奪った堀だが、「キャディ(中島敏雅コーチ)に言われて初めて気付いた。せっかくのデビュー戦、バーディが少なくて残念だった」と、“一生の思い出に残る大会”は、悔しさも感じる序章となった。
プロテストトップ合格を果たした山田は「疲れたけど楽しかった。出だしは緊張して硬かったけど、徐々にほぐれてきた」とこの日を振り返った。大きな期待を背負いながら、少しだけほろ苦いプロデビューとなった3選手。この日思い思いに感じた何かを胸に、新たなスタートラインに立った。(北海道北広島市/糸井順子)