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ノーバーディV逸の工藤遥加「納得がいかない」

兵庫県の六甲国際GCで開催された国内女子ツアー「サントリーレディスオープン」最終日。ツアー初優勝をかけて首位タイから出た工藤遥加はバーディ「0」の2ボギーで、実質的な優勝争いには加われず、通算6アンダーの5位タイで終戦。最後は同じスコアから出たアン・ソンジュ(韓国)に8打差をつけられる完敗だった。

スタートホールから、工藤の心に不安がよぎった。「1番ホール(パー5)のティショットを私だけ右のバンカーに入れた時点で、これは違うなと。緊張はなかったけど、バーディ発進をしたかった」。結局パーに留まった工藤に対し、アンはバーディ発進。さらに4番までに3バーディを奪うロケットスタートを目の前で見せつけられ、「あそこまでボン、ボン、ボンとバーディを決められると苦しい。ホールを消化していくにつれて、優勝が遠のくのが感じられた」と、早くも戦意をそがれた。

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工藤もチャンスにつけるものの、要所でバーディパットを決めきれない。4番(パー5)で最初に迎えた2メートルのチャンスを外し、3打目を寄せた17番(パー5)でもショートパットが入らない。「アグレッシブには攻められたと思うけど、バーディパットが入らなければ、苦しい流れを変えられない。相手にプレッシャーをかけられなかった」。

初めての最終日最終組を経験した4日間大会の最後に「ノーバーディの『74』は納得がいかない」と唇を噛んだ。(兵庫県神戸市/塚田達也)

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