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暫定10位 宮里藍が見せた15歳への愛情

2014/05/09 19:09

茨城県の茨城GC西コースで開催中の国内女子ツアー「ワールドレディスサロンパスカップ」2日目。1オーバーの14位から出た宮里藍は序盤に3連続バーディを奪うなど「71」でホールアウト。午後の雷雨の影響で日没サスペンデッドとなる中、通算イーブンパーの暫定10位と上位での決勝ラウンド進出を確実にした。

強風に苛まれた初日とは打って変わって、穏やかな青空の下でスタートした午前中のラウンド。アウトから出た宮里のエンジンは序盤にかかった。2番、3番とショットをピンそば2メートルに絡めると、4番では左手前から9メートルを沈めて3連続バーディ。通算2アンダーまで伸ばし一時的に首位に並んだ。

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流れが停滞したのは6番(パー3)。ピンとは対角線の位置、右奥から放った20メートル前後のバーディパットは3メートル弱ショート。3パットで最初のボギーを叩いた。後半に入り、10、11番ではいずれも1メートル以内のパットを外して2連続ボギー。主戦場の米国で、不振の最大の原因であるパッティング。2週前もサンフランシスコからコーチの父・優さんに動画を送るなどして日々チェックを欠かず、試行錯誤は続いたままだ。

それでも最終18番では残り165ヤードの第2打をユーティリティでピン右2メートルにつけ、バーディフィニッシュ。「最後はいろんな意味で大きい。明日に向けて、今日の締めくくりとしても良かった」と暫定首位グループとは4打差で2日目を終えたことに納得した。

同組の勝みなみが、この日はアマチュア選手としてはメジャー史上最少の1ラウンド「65」を叩き出した。「私としては将来性のある選手だと思って、長い目で見ている。いま声をかけなくても、自分でやっていける」と、温かい目で15歳アマを見守っている。とはいえ、数多くの後輩たちに憧れられる存在になって際立つ、太陽のような暖かい人間性。この日序盤の2番ホール。勝と揃ってバーディを決めた宮里は、グリーン脇で笑顔いっぱいに自ら握り拳を差し出し、優しく“グータッチ”を求めた。高校生になりたての15歳が、緊張も、物怖じもせずプレーできたシチュエーションを作ったのもまた、宮里自身だろう。

「まだまだパッティングにも波があるので、油断できないけれど、最低限の目標は達成できてよかった。あとの2日間、今の自分のありのままでできれば」。魅力と話題いっぱいの2日間を終え、週末を好位置で迎える。(茨城県つくばみらい市/桂川洋一)

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