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ゲン担ぎを捨てた勇気 今季初Vのアン・ソンジュが3年ぶり女王へ意欲

2014/04/06 19:16

静岡県の葛城GC山名コースで行われた国内女子ツアー第5戦「ヤマハレディースオープン葛城」で、アン・ソンジュ(韓国)が逆転で今季初勝利を飾った。最終ラウンドは1バーディ、1ボギーの「72」で回り、シーズン初の4日間大会で全選手中ただ1人、1度もオーバーパーを叩かずに通算5アンダーとする貫録の戦いぶりを披露した。

単独首位の吉田弓美子に1打差の2位からスタートした最終日。日を追うごとに激しくなった風にもめげず、アンは高い集中力を発揮した。7番(パー3)のチップインバーディでトップタイに並ぶと、吉田がボギーとした9番で一転追われる立場に。16番のボギーで再び追いつかれ、17番(パー3)では1メートルのバーディパットを外した。「今日は私にはチャンスがないのかなと思った」というが、同じミスを繰り返さないのが2度の元賞金女王たる所以。

吉田が2メートルを外した直後の、パーパットは前のホールと同じわずかなスライスライン。きっちりと沈めて長い戦いにピリオドを打った。今大会は開幕前日のプロアマ戦の最中に、アマチュアのアプローチショットが左肩に当たるアクシデントがあり、予選ラウンドは痛みを感じながらのプレーとなったが、両手を天高くつき上げて通算14勝目を喜んだ。

2010年、11年の女王は、昨年までの直近2年はいずれも賞金ランク4位。しかし平均ストローク部門では12年2位、13年は1位と依然として最高峰の実力をキープしていた。それでも今季は、「こんなに早く勝てるとは思っていなかった」と言う。オフの間にクラブ契約を新たにヨネックスと結び、現状はまだ、実戦でのテストを続けている段階だった。

そんな変化を積極的に受け入れようとしたのが他ならぬアン本人だった。「新しいスポンサーさんにも付いていただいて、クラブも変えた。だから自分も何かを変えなくてはいけないと思った」。

これまで、最終日は白いズボンを穿くのがゲン担ぎだった。この日はピンクのシャツに、格子柄のデザインが入ったモデルをあえて合わせた。傍から見れば、小さなことかもしれないが、長く勝負の世界にいる身だ。「自分の中では、頑張りました」と変化に立ち向かった自分をちょっぴり誇った。

「来週からまた2勝目を目指して頑張ります」と控えめに次の目標を掲げた。とはいえ昨季、森田理香子横峯さくらの女王争いに加われなかったことに「そこに入って、私も頑張ってみたかった。今年はそこで良い勝負をしてみたい」というのも素直な気持ち。72ホール決戦を制した先で、挑戦欲に再び火が付いた。(静岡県袋井市/桂川洋一)

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