プロアマ戦で笑顔の渡邉。2週連続優勝がかかる

前週の「アクサレディス in MIYAZAKI」でツアー初勝利を飾った渡邉彩香。最終ホール、イーグルフィニッシュでの逆転劇という劇的な幕切れは、周囲に与えるインパクトとしては十分だった。

とはいえ、優勝翌日の月曜日に宮崎を離れ、慌ただしく次の試合に向かわなければならないのがツアープロ。余韻に浸る間もなく今週の「ヤマハレディースオープン葛城」会場に入り「先輩プロに『おめでとう』と言っていただいて、実感が沸いてきた感じです」と、ようやく心の底から勝利の味を噛みしめた。

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熱海市出身の渡辺にとって、同じ静岡県の葛城GC山名コースでの試合は年間のツアーにおける地元のトーナメント。これ以上ない凱旋試合となり「もともと（応援に）行くと話してくれた方もいる。『楽しみにしているから』と言って下さった」と心は躍る。「先週と同じように良いゴルフができればと思う」

大会は今季最初の4日間72ホール決戦。「去年は4日間大会で一度も予選落ちが無かった。長い試合の方が私は好きなので、しっかりやりたい」と“相性の良さ”も胸に秘めながら、連勝のチャンスをうかがう。（静岡県袋井市／桂川洋一）