自宅以上にリラックス？ 高級ホテル通いの大山志保が地元で首位発進！

国内女子ツアーの今季最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が28日、宮崎県の宮崎カントリークラブで開幕。賞金女王を争う森田理香子と横峯さくらが14位タイと出遅れる中、地元・宮崎県出身の大山志保が4バーディ1ボギーの「69」をマークして3アンダーの首位に並び立ち、05年以来となる大会2勝目へ好スタートを切った。

スタートホールの1番でこそボギーを叩いたが、4番ではカラーから8メートルをパターでねじ込みバーディ奪取。地元ギャラリーの大歓声に応えるように、いきなり力強いガッツポーズが飛び出した。「“志保ちゃん頑張れ！”っていう声援をたくさん頂いて。期待に応えられるように最後まで頑張りました」と、その後も3つのバーディを重ね、地元で首位発進を決めた。

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今週、大山の心を昂ぶらせているものがもう1つ。宮崎市に構える大山の自宅はコースまで10分とかからない通勤圏内だが、「試合勘が鈍るから、いつもと同じ感覚で臨みたい」との理由で、コースまで20分ほどにあるホテルに宿泊している。そのホテルというのが、「初めて泊まったけど、すごいんです！」という宮崎市内の高級高層ホテル。部屋は「ロングパットやアプローチ練習ができる」ほどの広さで、31階から眺める展望は「海の中にいるみたいで癒やされる」と目を輝かせた。

「リラックスできるし、ホテルに戻るのも楽しみ。いつも以上の力が出せそうです」と楽しそうに笑う。コースの内外で包みこんでくれる地元の全てが、大山の背中を後押ししている。（宮崎県宮崎市／塚田達也）