初女王へのプレッシャーも峠を越した？プロアマ日、余裕の笑顔を見せる森田理香子

国内女子ツアーは今週の「伊藤園レディスゴルフトーナメント」を含めて残り3試合。現在、賞金ランキングトップを走る森田理香子と、2位・横峯さくらとの差は約276万円で、3位・佐伯三貴とは約2,365万円差。二強が頭一つ抜けている状況だ。

6月までに3勝を挙げたが、その後は17試合でトップ10入りが僅かに2回と足踏みが続いている森田は、「早いですよね」と追われるプレッシャーの中での試合を振り返る。「でもあと3試合。来年もまた同じ繰り返しだけど、結果がどうであれ一生懸命やったら後悔しないと思うので頑張りたい」と、焦りを感じさせなかった。

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08年の「LPGA新人戦 加賀電子カップ」で勝利した思い出のコースだが、「刻んで曲げた記憶がある」という1番ホールや16番ホールで、5年を経た今年はドライバーで積極的に攻める予定。持ち前の飛距離を生かして、アドバンテージを奪いたいところだ。

逆転女王も射程圏内。横峯はマイペースを貫き、着実にトップを目指す

一方の横峯は、09年にこの大会で優勝し、さらに2週間後の「LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」も制して逆転女王に輝いた。「1回優勝しているので、（相性は）どうなんですかね？」ととぼけたが、「1日1日自分のプレーをして、その結果･･･というのがベストです」と、こちらも周囲の期待を淡々と受け止めている。

今年、2人が同組でラウンドしたのは計8回。そのうち、スコアが良かったのは森田が3度で横峯が4度。同スコアが1度ある。ただ、勝敗は引き分けを挟んで交互に来ており、データによると今週は横峯が勝つ順番。一方、その8回（7試合）のうち、森田は2試合で優勝というデータもある（横峯は優勝なし）。果たして、今週の結果はいかに？（千葉県長南町／今岡涼太）