バーディを奪うと大応援団に向かって会釈をするイ・ボミ

今季メジャー第2戦の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」を制したイ・ボミ（韓国）が、「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス2013」の2日目に通算8アンダーの単独首位に浮上し、シーズン2勝目に王手をかけた。

序盤の2番、3番で2メートルのバーディパットを決めたボミは、6番、7番でも連続バーディを奪った。「7番ホールは5番ユーティリティで入るかと思いました」と、カップの上10センチに止まるスーパーショットでスコアを伸ばした。

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後半に入っても10番、12番は8番アイアンで1メートルにつけてバーディ。14番は再び5番ユーティリティピンを攻めて、5メートルのバーディパットを決めた。

「今日はショットが良かったので、パッティングも易しいラインにつけることができました」と、ミドルアイアン以上のクラブを多用しながらもチャンスを量産した。終盤の16番で3パットでのボギーを1つたたいたが、それでもこの日のベストスコアで15位からジャンプアップ、2位に1打差の単独首位に立った。

昨年も11月以降のシーズン終盤に2勝を挙げており、「1ヶ月前くらいからショットの調子が良くなって来ましたし、この時期は涼しいので好き」と紅葉の始まったコース脇の景色に微笑んだ。現在、賞金ランキングは10位（約5700万円）だが、残り5試合で2勝以上果たすことになれば、女王候補の一角に名乗りを上げる可能もある。（千葉県市原市／本橋英治）