藤田幸希は首位から陥落。風邪を引く身に冷たい雨は堪えた

茨城県の茨城ゴルフ倶楽部・西コースで開催されている、国内女子ツアーメジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」の3日目。単独首位からスタートした藤田幸希は3バーディ、6ボギーの「75」と崩れ、通算4アンダーの5位タイに後退。最終日は3打差を追う立場となった。

「寒気がして、寒くてどうしようもなかった」。今週開幕前にこじらせた風邪は、日を追うごとに回復の様子を見せていたが、この日の冷たい雨が藤田に追い打ちをかけた。「雨が降ったら風邪は悪化するだろうな、と思っていた」。

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スタートの1番でボギーが先行する苦しい滑り出し。同じ最終組で回る佐伯三貴が5番でイーグルを決めて首位に並ばれ、2打あったアドバンテージは早々に消えた。それでも8番（パー3）、折り返し後の10番とバーディを重ね首位戦線に残るが、終盤に入って再びの失速。15番、16番、さらに3打目をシャンクした17番（パー5）と3連続ボギーを叩き、「しょうがないです」と肩を落とした。

せめてもの救いは、雨は朝方には止み、明日は晴天の予報が出ていることか。「優勝とかそんなことは考えないで、4日間を無事に終えたい。早く帰って休みます」と早々にコースを後にした。（茨城県つくばみらい市／塚田達也）