使用予定のドライバーとボールを持つ金田久美子

国内女子ツアー2009年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が開催される沖縄の地で、今年プロとしてツアーデビューを果たす金田久美子がナイキゴルフと用品からウェアまでの総合契約を結ぶ記者会見を行った。

金田は3歳でゴルフを始め、8歳の時に「世界ジュニアゴルフ選手権」の10歳以下の部で優勝を果たした。この記録は男子ではタイガー・ウッズと並ぶ記録で今でも破られていない。そして、その後も「日本ジュニア」など多くのタイトルを獲得してきた。プロのトーナメントにもアマチュアとして数多く出場し、2002年の「リゾートトラストレディス」で、12歳9ヵ月での最年少予選通過記録も樹立するなど、アマチュアとしては輝かしい実績を残している。

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昨年プロテストに挑戦したときは、トップ合格を狙っていたが、1打足りず不合格となり悔し涙を流した。しかし、年末に行われた09年の出場資格をかけたクオリファイでは、見事にトップ通過を果たし、09年度ツアーフル参戦の資格を掴んだ。

金田が現在まで活躍してきた約10年間が、タイガー・ウッズが世界のトップの座を不動のものにしてきた期間とも重なるため、ずっと憧れの選手だったと言う。そのタイガーが契約を結ぶナイキゴルフと契約できたことは、金田にとっては嬉しいことだ。

契約の内容は、ドライバー、フェアウェイウッド3本、アイアンは5番から9番、ウェッジは3本、そしてパターまでの合計13本と、ウェアやグローブ、シューズなど。まさに全身がナイキ一色となる。

「クラブはヘッドが大きくて振りやすく、真っ直ぐに飛びます。ボールも真っ直ぐに飛びますし、キラキラしていて気に入ってます」。金田が使用するボールは、ナイキSQプレミアムディスタンスゴールドという商品。

そして今週金曜日から始まるシーズンに向けては、「一年目だからしかたが無いという結果にはしたくない。私の好きな言葉は『勝利』と『根性』なので、結果を残せるようにがんばります」と語る。8月14日に20歳の誕生日を迎えるが、それまでに1勝上げることも目標に掲げている。