初出場の海外メジャーで掴んだヒントを活かせるか。過密日程の中、準地元での一戦に臨む原江里菜

先週は自身初の海外メジャー戦「全英リコー女子オープン」で見事予選突破を果たし、39位タイでフィニッシュした原江里菜。そして今週は休む間もなく、高校（東北高校）と大学（東北福祉大学）時代を過ごした宮城県で開催される「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」に出場する。

「あの場でゴルフができたことが嬉しかった」という初めての大舞台。目まぐるしく変わる天候や強風により、ショットを狙い所に落とすだけでも一苦労だった過酷な環境はしかし、原に新しい啓示を与えてくれたという。

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「向こうではスイングの形はどうでもよくって、狙い所に落とすために何がベストであるかだけを考えられた。スイングの形にこだわらず、打ちたい所を狙うことだけに集中できたし、日本で欠けていた部分に感じた。残りの試合に活かしていきたい」。

「全英」最終日は、決勝ラウンド36ホールをプレーする変則日程。今週18日（火）に帰国して、昨日ようやく仙台に入った。開幕前日の20日はプロアマ戦に出場するハードスケジュールとなる中、「時差ボケか疲れか分からないけど、体にだるさはありますね」と、さすがに疲労の色は隠せない。それでも、今週にかける意気込みが原の気持ちを奮い立たせている。たくさんの声援を背に受けて臨む準地元での一戦で、「全英」の成果を見せることができるか。（宮城県利府町／塚田達也）