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木戸愛「明日は思い切りチャレンジしたい」

今年の「サマンサタバサレディス」でツアー初優勝を飾った木戸愛が、「ゴルフ5レディス」2日目に7バーディノーボギーの「65」と爆発し、首位と1打差の通算9アンダーへと浮上。最終日は最終組で高校の先輩、有村智恵と優勝を争うこととなった。

初日も7つのバーディを奪ったものの、「チップのミスでボギーやダブルボギーを打ってしまった」と2アンダー止まり。しかしこの日は「チップは1回も無かった」と、好調なショットを武器にスコアを伸ばした。

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初優勝を「強い気持ちで押し切れた」と振り返る木戸。しかし「その感触が残っていて、さらに強い気持ちを持って挑んで、空回りしてしまった」とその後の4試合で3度の予選落ちを味わった。「強い気持ちだけじゃ勝てないんだとあらためて感じました」。そんな木戸は、今年何度かバッグを担いだ島中大輔キャディの助言を胸に「今週は、いろんな勝ち方があると思って開き直ってできています」と肩の力を抜いて臨んでいる。

先週の「ニトリレディス」では、初日14位タイと好スタートを切りながらも、2日目の8番(パー3)で池に捕まりトリプルボギーを叩くと、「そのミスでカットラインがすぐに気になってしまってバタバタしてしまった」とあっけなく予選落ち。同組で回った佐伯三貴に「焦って入れたいパットとか、スイングもどんどん速くなってきているよ」と、終わってから指摘を受けたという。「今日なんかは、入れたいというパットは意識してゆっくりやりました」と、素直に助言を受け入れている。

有益な言葉を聞き入れ、好結果につなげている木戸。明日の最終日は有村と同組だが、今年の「アースモンダミンカップ」でも最終組の1組前で共に回り、バッグ9でスコアを崩した経験が蓄積されている。「あの時、また一緒に最終日を回って智恵さんと優勝争いをしたいと強く思えた。もし今週そうなったら、思い切りチャレンジしていきたいです」。あっという間に、そのチャンスは巡ってきた。(岐阜県瑞浪市/今岡涼太)

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