「今週からの5連戦はどれも大事ですし頑張りたい」と話す原江里菜

国内女子ツアー「ゴルフ5レディス」の大会前日、プロアマ戦に出場した原江里菜が、雷雲がコース上空から離れ、練習場が使用できるようになると、小走りにドライビングレンジに向かった。

ここ4試合は予選落ちと通過を交互に繰り返す原は「調子は悪くないんですけどね」と苦笑い。先週も予選落ちとなったが、「とにかく、今週からの5試合はスケジュールもタイトですが、大事な試合が続くので頑張ります」と笑顔を見せる。

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今週は岐阜県での大会で、愛知県出身の原にとっては準地元。「応援してくださる方が多いので」と気合いを入れる。さらに、翌週は今季の国内メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」に出場し、大会翌日には英国に向けて移動する予定となっている。自身初の海外メジャー「全英リコー女子オープン」に出場するためだ。そして「全英」後には、第2の故郷とする宮城県で開催される「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」。そして日本最高峰の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」と試合が続く。

「宮城は私が一人で苦しんでいた時に多くの方に支えられてきましたし、国内のメジャーもどの試合も大事なので休みたくないし、結果も残したい」と意気込む原だが、「全英」に対しては少し期待とは裏腹な回答が返ってきた。「なにしろ初めての体験なので、まったく様子も分からないから、上位に入りたいというのはないんです。何位に入ったら自分自身に納得できるのかも想像できないですし・・・」。

原としては、成績だけでなく、日本ツアーの合間での海外移動も初体験になるため、体力面など全体を通して自分がどうなるのかという不安も抱える。それでも「出場を決意したからには、全力は尽くしたい」と、少しの休憩時間を惜しんで練習を始めた。（岐阜県瑞浪市／本橋英治）