仙台で小学校祭りを開催した有村智恵。子供たちと記念撮影

東北高校卒業生の有村智恵が、仙台市にある小松島（こまつしま）小学校を訪れ、小学生夏祭りを開催した。有村は、高校時代を仙台で過ごし、卒業後にプロ転向。昨年起きた東日本大震災を受け、お世話になった東北で頑張っている子どもたちを元気づける目的で、昨年の石巻市を慰問に続き、今回が2回目のイベント開催となった。

{cms:nextpage「今年に入って初めて宮城に帰ってきました。いつも9月に開催されるミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン（ミヤテレ杯）には出場するのですけど、なかなか夏には帰って来られないので久しぶりです。去年は石巻に行って、今年は震災から1年以上が経ち、どういったことをした方がいいのか、いろんな意見があったのですけど、とにかく高校時代を過ごさせてもらった仙台・宮城県で子ども達と一緒に楽しい時間を過ごしたいと思って開催しました」と話す。

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テントの中では汗を流しながらかき氷作りにも参加

出店で綿菓子や、かき氷作りを行った有村は「私自身、小学校4年生からゴルフをはじめたんですけど、家族でお祭りに行く機会がなかったので、今回は、夏祭りという形で開催して、一緒に楽しく遊べましたし、パワーもたくさんもらいました」と、子供たちに負けない笑顔で1日を過ごした。

「9月に、またミヤテレ杯に出場するために戻ってきます。去年は大会前に手首の怪我をしてミヤテレ杯で優勝したいといえるような状態ではなかったので、今年は、まず万全の準備をしたいです」。昨シーズンの後半は左手首を痛めて満足のいくゴルフができなかったが、今季はすでに2勝しゴルフの調子自体は悪くない。

「ミヤテレ杯は特別な想いがある大会なので優勝出来ないと言うことは、本当に悲しいこと。最終日、18番グリーンで抱えきれないような、あの大きなカップを笑顔で抱えたいと思います」。2009年大会で優勝を果たした有村は、3年ぶりの栄冠を掴みたいと東北の地で、そして子供たちの前で誓った。