飛距離が武器!服部真夕のスイングをスーパースローで見る
2011年 富士通レディース
期間:10/14〜10/16 場所:東急セブンハンドレッドC(千葉)
服部「今夜は中日、そして明日は私です!」
「富士通レディース」の初日に6アンダーをマークして首位タイにつけていた服部真夕が、2日目は雨と強風の中で1バーディ、1ボギーにまとめて通算6アンダーをキープし、単独首位となった。
「耐えましたよ。フェアウェイに全然行かなかったので、自分でもよく耐えたと思います」と、この日のラウンドを振り返る。首位タイで迎えた服部は、順位もそうだが、それ以外にも2つの要素があって苦戦したという。
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1つは天候。雨の予報にはなっていたが、ここまで風が強くなるとは思っていなかったため、フェアウェイを捉えることが3回しかできず、アプローチとパッティングで凌いだ。そして、もう1つの要因は師匠の岡本綾子だと明かす。
「昨日、電話でラウンドの報告をしたのですが、その時は何も言ってなかったので・・・」。この日の朝、ゴルフ場で朝食を摂っている服部の目の前に岡本が現れたのには正直びっくりしたという。岡本は、服部には内緒で会場入りしたのだ。
「こんな不意打ちは初めてです。岡本さんがいらっしゃると、良いゴルフを見せたいと思うので、あまり良いスコアが出ない方が多いんです」。師匠がどこかで見ているという緊張感をもってラウンドした服部は、4、5mのパーパットもしっかりと決めていた。
そして、前日も話題に上ったが、服部が応援する中日ドラゴンズが、優勝へのマジック1で今夜の試合を迎えることに「今夜絶対に決めてくれるとい思います」と力強く話す。話の流れで、明日は?という質問が飛ぶと、その勢いのまま「明日は私です!」と、周囲に乗らされた感はあるが、はっきりと明日は自分が優勝するという意気込みを表した。
最終日は天候が回復する予報になっていることもあり「明日はスコアの伸ばし合いになると思います。今日のようなゴルフでは勝てないので、これからしっかりとドライバーショットを調整して明日に備えます」と、初日のような攻めるゴルフで今季2勝目を掴みに行く。(千葉県千葉市/本橋英治)