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首位の諸見里しのぶ、好リカバリーに「試したかった!」

国内女子ツアーのメジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権競技コニカミノルタ杯」の初日に、6バーディ、ノーボギーの6アンダーで単独首位に立ったのは、諸見里しのぶだった。ここ数試合ドライバーショットは絶好調の諸見里が、この日ラフに入れたのは1回だけ。「スコアメイクにはティショットが大事」と試合前に話していた通りのプレーを見せた。

そして、諸見里がこの日のハイライトと挙げるのが11番、そして最終9番で魅せたバンカーショットだった。11番は2打目がグリーンまで47ヤードも残すバンカーに捕まった。「あの場面でいままでだったらサンドウェッジ(SW)を持っていました。でも、今年の全米女子オープンから帰ってきて、54度のアプローチウェッジ(AW)でのショットを練習していたので、迷わずAWを持ちました」。

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フェースを少し開いて、ボールをフェース面で少し滑らせるようにして振りぬくと、ピンまで3mにぴたりとついた。コーチの江連氏から「50ヤードでSWを持つとトップしたり、ダフル可能性があるから怖いよ。もっと楽に打てるようにならなきゃ」と言われた諸見里は、この距離でAWを使用する練習を繰り返した。

「だから、あの場面では迷うことはなかったし、凄く試してみたかったんです」と、成功した喜びに目を輝かせる。そして最終18番もアゴの高いバンカーから1mに寄せるバンカーショットを披露。6アンダーというスコアだけでなく内容にも満足のいく1日となった。

「初日にいいスコアが出ると後が続かない傾向はありますが、明日からはそんなことは気にせずチャレンジャーの気持ちでいきます。今週のテーマは“スマート、そして大胆に”なので」。迷うことなく、思い切り攻めるというテーマを持って残る3日間も戦うつもりだ。

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2010年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯



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