「桑木さんは私より一回りも二回りも上」“全英帰り”の永井花奈が向き合う自分のゴルフ
◇国内女子◇北海道meijiカップ 初日(7日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6709yd(パー72)◇晴れ(観衆2722人)
序盤の2番(パー3)でカラーから10mを放り込み、5m、7mと長めのチャンスも決めて、永井花奈が3連続バーディを奪った。最高の滑り出しからマークした2アンダー「70」で2打差9位の好発進。「グリーンを外したのは(唯一ボギーの)16番だけです。だからと言って、5mより近いチャンスは1つもなかった」と、もどかしげだ。
メルセデスランク2位の菅楓華、3位の佐久間朱莉、4位の荒木優奈、7位の高橋彩華と同じ前週の「AIG女子オープン(全英女子)」出場者5人の中で最上位につけたが、それはメジャー初挑戦の成果でもない。「リンクスで初めてプレーして収穫というより、いろんな経験ができました。でも、それを日本でどう生かしていくかが難しい」
風が吹き抜け、ショットの明確な目印がないフラットなコース。入り方次第で絶望的になるポットバンカー。グリーンは日本とは芝質が違い、傾斜もほとんどない。「そもそも日本にあんなコースはないので。例えば、パットで日本のコースではラインに乗せていくような感性が大事になるけど、向こうではオートマチックなストロークを正確にすることが大事と感じました」。海外と日本のコースの違いを力説した。
桑木志帆の優勝という快挙が、ある意味で収穫かもしれない。「予選ラウンドで桑木さんが1組後ろを回っていて、次のホールに向かう時にグリーンを振り返ると必ず“黄色いボール”が乗っていたんです」と笑う。桑木のトレードマークとも言えるイエローボールを見て「私よりスキルが一回りも二回りも上だなって。多分、私が到達しないところにいるんです。だから“私は自分と向き合うことの方が大事”と思いました」。
6月に29歳になった。自分のフィールドは日本だという意識を強く持ち、本大会に向けて「早く調整した方がいい」と、全英女子予選落ち翌日の1日(土)早朝に現地を発ち、2日(日)早朝に帰国。4日(火)から練習ラウンドを行った。
「2アンダーで回っても、イメージ良くないんです。3アンダーを3日間。2桁アンダーちょっとなら優勝できるかな」。メジャーのイメージから切り替えて、残り2日も主戦場の国内ツアーに集中する。(北海道北広島市/加藤裕一)