「全米女子オープン?見てないんです」“自己中心派ルーキー”中澤瑠来が狙うツアー初のマンデー予選会通過者V
◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2日目(6日)情報◇ヨネックスCC(新潟)◇6483yd(パー72)◇曇り(観衆3076人)
同週開催のメジャー「全米女子オープン」には、中澤瑠来と同じ2003年度生まれの神谷そら、竹田麗央、尾関彩美悠が出場している。深夜から午前中にかけてライブ中継している動画配信サービス「U-NEXT」に加入はしているが…見ていない。嫉妬や意地のせいじゃない。「もちろん応援していますよ」と慌てたように言う。昨年のプロテストで合格した際、電話をくれた同郷・埼玉の先輩、佐久間朱莉がこの日の自分のプレー中にショットイン・イーグルを決めたことを聞かされて「すごい!さすがです!」と喜ぶが…。
「うーん、なんでなんですかね? 昔からゴルフの中継って見ないんですよ」。U-NEXTにはもっぱら映画鑑賞でお世話になっている。いい意味で自分中心的なゴルファーだ。
強豪・埼玉栄高ゴルフ部で岩井ツインズの1年後輩、主将も務めた。プロテストは高校3年だった2021年に初挑戦。「毎年、これが最後と思って、落ちたら“やーめよ”と思っていました。一昨年は本当にゴルフを辞めそうになったけど、家族やコーチが支えてくれて」。昨年、日本女子アマのタイトルを獲得後に5度目の挑戦で念願をかなえた。
イーブンパー17位から出たこの日、5バーディ、1ボギー「68」で通算4アンダーまでスコアを伸ばした。首位と3打差2位で迎える最終日。堂々たる優勝戦線に身を置くが、実はプロとしてツアー5戦目で初の予選通過でもある。
「昨年は日本女子アマ優勝とか、ツアートップ10(ゴルフ5レディスの9位)とかを経てプロテストに合格した。本当にうまくいったんです。でも、そこから調子を崩してしまって」。今大会はマンデー予選会(主催者推薦選考会)を突破して出場権を得たが、その権利者が優勝となるとツアー史上初。そして、プロ同期22人で初のタイトルとなる。
2日目の夜、ホテルでキャリーバッグに右足小指をぶつけて悶絶するハプニングがあった。爪は黒くなったが痛みはない。マイペースを崩さず、中澤がラスト18ホールを迎える。(新潟県長岡市/加藤裕一)