9番でパーセーブし、ギャラリーの歓声に応える古閑美保。集中力で耐え抜きます！

「ヤマハレディースオープン葛城」初日、18時5分に日没サスペンデッドとなる中、16ホールを消化した古閑美保が暫定ながら3アンダーで単独首位に立った。

悪天候の影響によりスタートが3時間遅延。雨は止んでも舞うような風は続き、フィールドには所々で水が浮いている。そんな状況でこそ、古閑の耐えるゴルフが引き立った。「今日みたいな天気は、耐えるゴルフには絶好だと思いました。風、スタートの遅れ、難しいコースなど、自分にとっては良いと思ってプレーしています」。

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スタートホールの1番、いきなり8メートルのロングパットを沈めてバーディ発進。派手な滑り出しとなったが、古閑が今日のポイントに上げたのは、やはり耐えた場面だった。「13番でボギーを叩いて、次（14番）も3パットしそうだったけど、難しいラインの1メートルが入ってくれた。あそこで、もうひと耐えできました」。この日のラウンドを「流れを作れたゴルフ」と評し、「こういうゴルフができないと上には行けない」と、満足の表情を浮かべる。

1年と5ヶ月間遠ざかっているタイトル。悪い流れを断ち切るポイントとして、「とにかく集中すること」と強調する。「ふと、気が抜けそうになる事があるので・・・」と話す古閑は、この日も集中力が欠けそうになると「違う、違う！ 大丈夫、大丈夫」と、自らに言い聞かせたという。残り2日も強風が予報されているが、最後まで耐えるプレーを続けられれば久々のタイトルも見えてくるはずだ。

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