ニュース

国内女子JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの最新ゴルフニュースをお届け

“フェーダー泣かせ”もねじ伏せる 竹田麗央の異次元ルート

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 初日(21日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)◇曇り(観衆1584人)

林によってホール間をセパレートされた宮崎CCは左ドッグレッグのホールも多く、右に曲がるフェードヒッターには不向きとの声も上がる。やはりフェードが持ち球の桑木志帆は「66」で首位発進しながら「何ホールか、左から(木が)せり出していて難しい」と話すほどだ。

<< 下に続く >>

そんな“定説”も、今季8勝を挙げてきた年間女王の竹田麗央には関係ないのかもしれない。「結構、木の上を行けるので。しっかり左を向いて打つようにしています」。目下ツアー1位(263.06yd)の飛ばし屋は球の高さも抜群。ティショットで木を越えられる分、むしろターゲットが明確になる時もあるから末恐ろしい。

言葉をプレーで証明したのが折り返しの9番(パー5)。フェアウェイが左に大きく曲がるホールで、竹田が1Wで放ったフェードボールは林の上空を通ってフェアウェイを捉えた。残り209ydのセカンドはバンカー越えの左手前ピンだったが、3UTで右上1mにピタリ。圧巻のイーグルを「(セカンドの)当たりはあんまり良くなかったけど、いいところに跳ねて乗ってくれた」と涼しい表情のまま振り返った。

最も左サイドの木が高く、「一番立ちにくいのは立ちにくい」という18番でも上を通せる“力押し”は、まさに異次元。「もったいないボギーがあった」とスコアを落としたホールを悔しがったが、ツアー史上初となる同一年の国内メジャー3連勝が懸かる今季最終戦で「67」。1打差2位と好位置につけた。

「初日としては、すごくいいスタート。4日間大会で長いので、毎日上位にいられるように」。淡々とした口ぶりからは、今季積み重ねた勝利に裏打ちされた自信もにじむ。ちなみにシーズンのイーグル数でも、この日「13」に伸ばした1位・桑木との差をキープする12個目。「1位をこの大会で目指したい」とほほ笑む。優勝はもちろん、獲れるタイトルは総なめにして、来季からの米ツアー参戦に弾みをつける。(宮崎市/亀山泰宏)

関連リンク

2024年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



あなたにおすすめ

特集SPECIAL

やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!
これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!