<最終スコア>伊藤園レディス
2024年 伊藤園レディスゴルフトーナメント
期間:11/08〜11/10 場所:グレートアイランドC(千葉)
安田祐香は序盤のミスに悔い プロ12年目の辻梨恵は大逆転シードへあと一歩
◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 最終日(10日)◇グレートアイランドC (千葉)◇6769yd(パー72)◇曇り(観衆4151人)
通算10アンダー首位タイから出た安田祐香と辻梨恵はともに優勝した山内日菜子に2打及ばず。通算12アンダー2位で大会を終えた。
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安田は1番、3番(パー5)とバーディを先行したが、4番で1mを外してボギーをたたいた。7番(パー3)のティショットは手前の池をギリギリ越えたが、スタンスが取れなかった2打目をピン方向に打てず、2パットのボギー。続く8番でも1mのパーパットを外した。その後巻き返しを図ったものの、6バーディ、4ボギー「70」で幕。「前半で1mのパットを2回外してしまって…」と序盤のミスを悔やんだ。
「(優勝できなかったのは)悔しいが大きいですが、初日はすごく良いプレーができたので手ごたえがあった」と自己ベストスコアタイの「65」でのプレーに胸を張る。「すごくいい状態だと思うので、続けてあと2試合頑張っていきたい」と話し、9月の初優勝に続くタイトルを見据えた。
メルセデスランク95位で大会を迎えた辻は、プロ12年目での初タイトルとはならなかった。上位50人に付与される来季シード獲得に向け、残された道は優勝のみ。首位で迎えた最終日は絶好のチャンスだったが、「ちょっとのミスでボギーに繋がり、最終日は3つ(ボギーを)打ってしまった」とあと一歩及ばなかった。
しかし、「(今回は)しっかり地に足をつけて回れた。その面ではすごく成長していると思います」と、2017年「マンシングウェア東海クラシック」(7位)、19年「ミヤギテレビ杯」(3位)で優勝争いをしたときと比べ着実に力がついていることも実感できた。
14日開幕の「大王製紙エリエールレディスオープン」(愛媛・エリエールGC松山)がシード獲得へ最後のチャンス。ツアー通算322試合目での大逆転をあきらめない。(千葉県長南町/松島流星)