リーダーボード/富士通レディース
2024年 富士通レディース
期間:10/11〜10/13 場所:東急セブンハンドレッドC(千葉)
プロ8年目の初優勝へ 宮田成華「若手に引っ張ってもらいたい」
◇国内女子◇富士通レディース 2日目(12日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72)◇晴れ(観衆3655人)
宮田成華(なるは)がプロ8年目のツアー初優勝へ、首位と1打差4位で最終日に臨む。この日は20位から出て、7バーディ、1ボギーとベストスコアタイの「66」で急浮上した。
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「ショットが夏過ぎから曲がり始めていたんですが」。持ち球のフェードの曲がり幅が不安定になり、出場を逃した「日本女子オープン」から2週間のオフで修正。フェアウェイキープは初日の43%(6/14)から71%(10/14)にアップ、パーオン率は2日連続89%(16/18)だったが、チャンスにつく回数が増えて、好スコアにつなげた。
今季のメルセデスランキングは60位。初のシード獲得となる“圏内50位”に届いていない。出場29試合中18試合で予選通過しながら、トップ10入りは「ブリヂストンレディス」の7位だけ。「初日に大事にいきすぎて、バーディが少ない傾向があって」と伸ばしきれない展開の多さに泣いてきた。
首位と1打差で迎えるラスト18ホール。トップ10の11人のうち、26歳の宮田より年長なのは6位にいる30歳のペ・ソンウ(韓国)だけ。近年の若手の台頭を象徴するような顔ぶれだ。
「若い選手は本当に勢いがあって、イケイケで。でも、そのイケイケでいい方向に引っ張ってもらいたい」。待望のツアー初優勝へ。来季シード圏内へ。「あしたのフロントナインが終わらないとなんとも言えませんけど、とにかくグリーンで(カップと)同じ面に乗せて、バーディをとっていきたい」。高ぶる気持ちを抑えるように、口にした。(千葉市緑区/加藤裕一)