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日本女子オープン自己ベスト4位 古江彩佳の国内メジャー獲りは来季持ち越し

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 最終日(29日)◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72)◇曇り(観衆7154人)

7月「アムンディ エビアン選手権」優勝の古江彩佳は4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算6アンダー4位で8度目の「日本女子オープン」を終えた。前年8位を上回る大会自己ベストに「トップ10以内には行けたので、それは良しとしたい。自分の調子自体は良くもなく悪くもなくというところだったので、(優勝できなかったのは)仕方ないのかな」と淡々と受け止めた。

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兵庫・滝川二高の同級生だった安田祐香との2サムで首位との4打差を追ってティオフ。初日に7アンダー「65」をマークしているだけに「それを自信に持ちながら、いくつでも頑張ってバーディを獲ろうという気持ちがあった」と大逆転を狙い、いきなり1番で右ラフからチップインバーディを決めた。

悔やんだのは12番(パー3)。折り返して10番で最初のボギーを喫し、11番(パー5)でバウンスバックを決めた直後のホールだった。170yd設定で距離的に合うクラブがなく、ドローヒッターには少し打ちづらさもある右手前ピン。大きめの番手で引っ掛け、奥から3パットでスコアを落とした。

「ショット自体、落ち着いてはいるけど、完ぺきではないところで最後まで攻め切れなかったり、伸ばしづらかったのかな。きょうは悪くなかったと思うけど、完ぺきには戻らなかった」。貫録の首位発進を決めた初日も含め、ショットのフィーリングは調整途上のままだったと振り返る。

それでも4位。最終18番ではロングパットを沈めるバーディ締めでギャラリーを沸かせた。米ツアー参戦後も11月の日本ツアー最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」には過去2年連続で出場してきたが、今季は主戦場の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」と日程が重なって出場がかなわない。

意欲を見せてきた国内メジャー獲りは来季以降へ持ち越し。まずは2週後のホステス大会「富士通レディース」(10月11日~/千葉・東急セブンハンドレッドクラブ)での大会4勝目にターゲットを切り替える。「徐々に調子を上げていければ」と力を込めた。(茨城県坂東市/亀山泰宏)

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