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樋口久子、渋野日向子に続く“ダブル制覇”なるか 古江彩佳「日本でもメジャーを」

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 事前(25日)◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72)

前週は試合に出ず、日本でオープンウィークを過ごした古江彩佳はほとんどをコーチでもある父・芳浩さんとのスイングチェックに費やした。「最近は常に気になることがあった」。母国でスポット参戦を続けた直近2試合の結果を見ても「ソニー日本女子プロ選手権」15位、「住友生命レディス東海クラシック」17位と上位争いに絡めていない。

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自らの感覚だけでは修正しきれない“違和感”を、信頼する存在の目を通してあぶり出す作業。「ここ最近の試合をお父さんが見に来てくれることもあって、その時に見て感じたことをアドバイスしてくれました」。アライメントの乱れを指摘され、初めて自分が左を向きがちになっていることに気付けた。「前よりはマシになったかな」と笑いながら感謝がにじむ。

アマチュア時代を含めて8度目の日本女子オープン。大会を通じて予選落ちゼロの安定感を誇る一方でローアマチュア獲得の経験はなく、最高成績が前年8位というのは意外でもある。「去年は最終日に気合が入りすぎました…」。4打差3位と十分にチャンスのある位置で迎えたラスト18ホールで「73」とスコアを落とした。

今年は7月「アムンディ エビアン選手権」のビッグタイトルを引っ提げての参戦。「せっかく海外でメジャーを獲れたので、日本でもメジャーを獲れることが大事かなと思う。しっかりそこも意識しながら頑張れたらと思います」と話し、開幕前からはっきりと頂点を見据える。

1977年「全米女子プロゴルフ選手権」で日本勢初のメジャー制覇を遂げた樋口久子は、同年の日本女子オープンと日本女子プロでも優勝。2019年には渋野日向子が「ワールドレディスサロンパスカップ」を制した後、海外初挑戦だった「AIG女子オープン(全英女子)」で頂点に立った。

「特に難しいコースですし、目の前の一打に集中してやっていけたら、(結果として)いいことがついてくるかなと思って」。いつも通り積み重ねた先に、同一年での海外&国内メジャー優勝があるはずだ。(茨城県坂東市/亀山泰宏)

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