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山下美夢有 今季初日ベスト「65」にも「う~ん、内容が…」と苦笑い

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス東海クラシック 初日(13日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6560yd(パー72)◇晴れ(観衆4949人)

関西ジュニア時代の1年先輩、古江彩佳西村優菜の2人と回り、山下美夢有がぐんぐんスコアを伸ばした。前半は3番(パー5)で3m、6番(パー3)で4m、8番で1mとチャンスをしっかり決め、後半は10番から3連続と最終18番で4バーディ。12番(パー5)は9m、18番は10mとロングパットを放り込んだ。

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ボギーなしの「65」は今季国内15戦、メジャー5戦の計20戦の初日ベストスコア。「パットが入ってくれました。ショットでも何度かチャンスにつけられたけど」。いわば“噛み合った一日”に記者から「ショットがいいリズムで振れるようになってきたのでは?」と質問が飛ぶと、少し黙る。「その解釈、間違ってます?」と重ねて問われると、「うーん、間違ってます」と苦笑いで否定した。

今季国内で6度の2位を重ね、なんとか初優勝を求める立場で7アンダー、首位と1打差2位発進の一体どこが不満なのか?

「リズムはだいぶ良くなってると思いますけど(ボールとヘッドが)当たった音が…。(アイアンショットも)しっかり届くイメージで打って、それが少し届かなかったりするんです」

前週の国内メジャー「日本女子プロ選手権」も2位に終わったとはいえ、最終日に優勝した竹田麗央との4打差をボギーなしの「66」で1打差まで詰め寄った。満足いく内容でなくても、立て続けに好スコアをマークした事実に変わりはないが、2年連続年間女王の自己採点はとことん厳しい。

「内容が良くなくてもまとめたっていうのは…あんまりいいとは言えません」。この日の「65」は開幕前日に「欲しいですね」と望んでいたビッグスコアとも言えないそうだ。

今季も残すは終盤戦の11試合。「あっという間です。残り試合が、もうそんなんなんやって」。優勝という結果を求めはするが、それ以上に大事なものがある。山下はそれを「内容です」と即答した。(愛知県美浜町/加藤裕一)

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2024年 住友生命Vitalityレディス 東海クラシック



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