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「アメリカで勝つため」のきっかけ探しに光明 勝みなみは休養を挟んで再渡米

◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 最終日(8日)◇かねひで喜瀬CC(沖縄)◇6670yd(パー72)◇晴れ(観衆3214人)

最終18番のパー5、残り240ydから3Wを強振した勝みなみは2オンに成功した。4mほどのイーグルパットは外れたが、バーディで締めて2バーディ、2ボギーの「72」。通算4アンダー33位で4カ月ぶりの国内大会を終えた。

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今週の目標は「4日間回り切ること」だった。前週は米ツアー「FM選手権」の出場でマサチューセッツ州にいた。最終日を終えて即帰国。沖縄に到着したのは開幕2日前の夜で、深夜2時半に就寝したという。翌日は9ホールのプロアマ戦と慌しく準備を整え、本戦の4日間を走り切った。時差ぼけに加え、湿度と気温の高い気候が相まって体力的に「きつかった」と話し、「今週は20点かな」と厳しい自己評価をつける一方、ケガなく回り切ったことに安どした。

ここ数カ月は、パッティングの感触の悪さに悩まされている。米ツアーのポイントレースでは来季シード圏内の75位にいるが、このままでは60位以内が出られる11月の最終戦には進めない。今大会では、さらなる浮上と「アメリカで勝つため」のきっかけを探った。「外れすぎてイメージすら湧かない状態だったけど、16番でバーディを奪えてちょっと入るイメージが出てきた」。約5mを決めた一打に、かすかな光明が見えた。

プロ野球・阪神タイガースの観戦も挟みながら、一週間の休養を挟んで再びアメリカに渡る。次戦は、米国中西部のオハイオ州で行われる「クローガー・クイーンシティ選手権」(19日開幕)。2連戦をこなし、再び一週間の休養を挟んで中国、韓国、マレーシアと続くアジアシリーズに向かう。(沖縄県名護市/石井操)

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