今季初優勝を目指す

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 事前（29日）◇GOLF5カントリーみずなみC（岐阜）◇6559yd（パー72）

原英莉花が「NEC軽井沢72」以来3週ぶりに国内ツアーへ復帰する。最終調整となったプロアマ戦後の囲み取材では開口一番に「悪い。全部」と表情を曇らせた。

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直近2週は海外にチャレンジした。2週前は国内ツアー「CAT Ladies」を罰金覚悟でキャンセルし、米ツアー「ISPS Handa スコットランド女子オープン」に推薦出場しながら予選落ち。「結果を出したい気持ちが強かった分、コースの下見に時間をかけてやった。その中でも強い風の中でちょっとの緊張もあり、寒さもあり、本当にうまくいかなかった」と高い壁に跳ね返された。

前週は韓国ツアー「ハンファクラシック」に推薦で出場し、31位。「3日目から崩してしまって、頑張りたいところで頑張れない自分がいる。やっぱり技術なのかメンタルなのか。たぶん両方ですが、自分に納得できない」と消化不良のまま、異国での連戦を終えた。

プロアマ戦で最終調整した

「バイタリティ（活力）とビジョンが自分には欠けている。やっぱり出ている試合は上位で戦わないといけない。優勝したい気持ちもあるし、“足りない”と思いすぎて今はマイナスです。何も楽しくない」

世界ランキングは現在106位。挑戦予定の米女子ツアー予選会に向け、12月上旬の最終ステージから出場できる同ランク75位以内（10月8日時点）を目指している。

「今は結果。数字。それしかない。そのためにワクワク感を取り戻さないといけないが、それがないのでとりあえず練習します。脳みそと自分の気持ちが動かないから行動するしかない」。昨年の「日本女子オープン」以来となるツアー6勝目を貪欲に狙っていく。（岐阜県瑞浪市／玉木充）