宮澤美咲は母の手料理に「ありがたい」(Atsushi Tomura/Getty Images)

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 3日目（24日）◇桂GC (北海道)◇6651yd（パー72）晴れ（観衆1240人）

今週朝ごはんを作り続けてくれた母親が、「今朝はコンビニで良い？」と聞いてきた。「2日間調子が良いから、きょうも作って」と宮澤美咲が可愛いおねだり。今大会は、母の手料理が“勝負メシ”だ。

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北海道千歳市出身で、自宅はコースから車で20分ほどの距離にある。他県での試合にも母・薫さんが帯同してくれているが、ホテルではなかなか手料理は食べられない。朝はゴルフ場のレストラン、夜は外食やコンビニで食事を済ませていたが、今週は毎日手料理を力に変えている。「きのうは親子丼、きょうは卵焼きとお味噌汁」。月曜に家で作ってもらったたこ焼きも、大好きなメニューのひとつだ。

「今週はお腹いっぱい食べているので、とてもありがたい」としっかりエネルギーをチャージして、予選2日間「70」を並べて12位で決勝ラウンドに進出。この日も6バーディ、2ボギー「68」で回って、通算8アンダー4位につけた。

プロ3年目で、レギュラーシーズンフル参戦は今年が2シーズン目。今季は北海道で7月「ミネベアミツミレディス」、3週前の「北海道meijiカップ」を戦ったが、どちらも予選落ちだった。「予選通過できて良かったし、上位争いができてうれしい」と笑顔がはじける。

レギュラーツアーでの自己ベストは、昨年ミネベアミツミレディスでの5位。単独2位から最終日最終組で優勝争いを演じたが、追い上げきれずに初優勝には届かなかった。「してみたいですけど」と優勝を目指す気持ちもあるが、まずは自己ベスト更新が目標。「あしたもしっかりバーディを獲れるように」とあすも母の手料理が、優勝争いへの力になる。（北海道苫小牧市／谷口愛純）