パットが好調だったアマチュアの横山珠々奈（Atsushi Tomura/Getty Images)

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 3日目（24日）◇桂GC (北海道)◇6651yd（パー72）晴れ（観衆1240人）

アマチュア横山珠々奈（よこやま・すずな）が、7バーディ、1ボギー「66」で回って通算8アンダー4位につけた。予選ラウンドで打ちきれなかったパッティングがさえて、この日のパット数「24」は第3ラウンドで単独1位。「きょうはうまく行きました」と納得の一日を振り返った。

＜＜　下に続く　＞＞

1番から4mを入れると、2番も3m、5番（パー3）は5mを決め切り前半だけで4バーディの「32」。後半は13番で3オン2パットのボギーが出たが、14番（パー5）で3打目のアプローチを1mに寄せてバウンスバック。16番（パー3）も3mを入れて首位と2打差につけた。

栃木県出身で、同県さくら市のセブンハンドレッドクラブを拠点にする20歳。9月には4度目のプロテスト挑戦を控えている。

今季は6月「日本女子アマ」で予選落ちなど、「全然ダメでした」とアマチュアの試合で結果を残せなかったが、2週前「NEC軽井沢72」を51位で終えてローアマを獲得。軽井沢で3日間1Wを振り切れたことで自信をつけた。「まず予選通過を目標にしていたので、こんなに良いスコアで回れるとは思っていなかった」と振り返った。

もともと今週は試合に出場するつもりがなかった。予定では「日本女子オープン」（茨城・大利根CC西C／9月26日～29日）予選会のための練習ラウンドをスケジュールに入れていた。推薦で出場できることが決まったのは、開幕4日前の18日（日曜）の夕方のこと。「出られるなら」と急いで飛行機を手配して、月曜には北海道で試合に向けた練習ラウンドを回っていた。

次週「ゴルフ5レディス」（岐阜・GOLF5カントリーみずなみC）にも推薦枠で出場し、9月10日からは静ヒルズCC（茨城）で行われるプロテスト2次予選に入る。

「あしたは緊張感を楽しみたい。この位置にいることを楽しんで、その中で自分のゴルフができたらと思います」。アマチュア優勝となれば、今年5月「ワールドレディスサロンパスカップ」のイ・ヒョソン（韓国）以来9人目になる。（北海道苫小牧市／谷口愛純）