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能登半島地震被災地に寄付金62万円 石川出身の平井亜実がチャリティコンペ開催

1月1日の能登半島地震発生から7カ月が過ぎ、石川県野々市市出身の女子プロ平井亜実が被災地への支援を募るため、千葉県のゴルフ場でチャリティコンペを開催した。自身の今季獲得賞金を合わせた62万円を寄付する。

現在は東京を拠点に活動している平井は地震発生当時、日本にいなかった。「何かできることをしたい」と被災地で炊き出しをする案もあったが、まずはゴルフを通じて支援を募った。「そんな堅苦しい感じじゃなくて、『チャリティコンペをやろうと思っているんですけど、良かったら参加しませんか?』みたいな感じで」。7月4日のコンペには57人が参加。「40人集まれば」という予想を上回った。

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自身はラウンドせずにパー3でニアピン対決を企画した。景品に用意したのは能登の米やワイン。「でも、距離が165ydぐらいあって、思いのほか余っちゃった。商品を貰えなかった人にも九谷焼を30個ほど用意しました」。残った品は参加者が購入してくれて、そのお金も寄付金に回せた。

昨年の最終QTに進めず、出場優先順位QT241位で迎えた今季、平井は下部ツアーでも推薦に頼らなければ出場できない。レギュラーツアーも2試合に出場したがいずれも予選落ち。稼いだ賞金は5月に石川で開催された下部ツアー「ツインフィールズレディース」で24位になった17万4000円。「試合前から寄付するのは決めていたけど、本当は優勝して全部寄付をしたかった」

地震発生から7カ月過ぎた現在、故郷の復旧は「何も進んでいない」と聞いた。「“見放された感”がすごいそうです。それぐらい何も進んでいないみたい」。平井自身、現地から「ショックを受けるから軽い気持ちで来ない方がいい」と言われてもいる。チャリティコンペに名産品の輪島塗も用意したかったが、「品が全然ない」のが現状だ。

寄付金は震度6強を観測した輪島市に贈るつもり。祖母の家もあり、「まだ片付けに行けていなくて。山を越えないといけないんですけど、土砂崩れがあって。その道路が通れるようになったらみんなで片付けに行こうかって」と計画している。

本業のゴルフは来季のツアー出場権獲得に向け、11月19日から行われる1次QT(3地区で開催)に照準を合わせる。そこを通過すれば、最終QT(11月26―29日、静岡・葛城GC宇刈コース)。まずは24日開幕の下部ステップアップツアー「カストロールレディース」(千葉・富士市原GC)に出場。22年にプロ初優勝を飾った大会に力を注ぐ。(編集部・石井操)

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