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31歳になって伸びた飛距離に戸惑いながら…青木瀬令奈が7位発進

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 初日(18日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6505yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆1629人)

午後0時10分スタートで最も蒸し暑い時間帯を回った青木瀬令奈が「67」で7位スタートを切った。「湿気があって汗ダラダラの暑さって、好きなんです。スチームサウナの中みたいな」。全国でも酷暑で有名なエリアのひとつ、群馬県前橋市育ちは伊達じゃない。しかし、涼しげな表情を見せるのは、自分の中でひとつの手応えが芽生え始めたおかげでもある。

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「飛距離が伸びたんです。特に5、6月で一気に来た。でも、それがセカンドショット以降にも影響しちゃって」

クラブセッティングはウッド5本、UT3本で、アイアンは8番からしか入れていない。ツアーでも有数の“飛ばない女”は、今季のドライビングディスタンスが228.53ydで81位だから、やはり飛ばない部類だ。しかし、ここ数年をさかのぼると2023年は224.22ydの89位、22年は219.78ydの96位で2年前から9yd弱伸びた。

最近測った弾道計測器のデータではドライバーショットのキャリーが205ydから218ydへ。ヘッドスピードは37.5m/秒から40.5m/秒までアップしたという。

毎週月曜日にトレーニングを入れるようになって、2年が経つ。青木いわくスイングのタイプは「回転系ではなく踏み込み系」で、それに即したメニューを地道にこなしてきた。「2年経って、ようやく成果が出てきた感じ」とごきげんだ。

一方で、うれしい悩みが出てきた。物理的な飛距離アップと、頭のイメージがマッチしない。「私の中で、6Uはキャリー153yd。それこそカップに入れるぐらいのイメージがあった。それが9Iぐらいまでプラス4ydぐらいになった」。絶対的に信じていた数値がズレた。「今までなら6U、7Uだった距離が8I、9Iになった」。それにアジャストする苦労を味わっている最中らしい。

昨季と今季のツアー成績を見れば、変化は明らかだ。今季19戦で優勝はないが、トップ10が6度で予選落ち3回。昨季の19戦時点では開幕3戦目で優勝しているものの、トップ10は3度で予選落ち7回。飛距離アップのおかげでゴルフが楽になった分、安定感は増した。一方で“勝ち負け”には絡めずにいる。

2月に31歳になった今季の目標は「3勝&1億円プレーヤー」。シーズン半ばとなり、まだ0勝、獲得賞金も約2724万円で目標達成にはほど遠いのが現状だが、まったく諦めていない。

帯同キャディ兼コーチの大西翔太氏に最近、言われ続けている言葉がある。「自分が勝てると思った時に勝てるんじゃない?」―。青木は「年齢なんて数字としか思ってませんから」。“その時”がすぐそこまで来ていると感じている。(福岡県糸島市/加藤裕一)

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