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中学時代は炎天下で8kmランニング メジャー帰りの岩井明愛が「66」発進

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 初日(18日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6505yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆1629人)

開催コースのある福岡県糸島市の気温は午前中から軽く30℃を超えた。今季一、二を争う灼熱の戦いで岩井明愛が6アンダー「66」で滑り出した。

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暑さ対策で、全体の競技開始が昨年から30分繰り上げられて午前6時30分。岩井は同7時30分から出て、まだ涼しさが残る前半インは5バーディで5つ伸ばした。気温が上がった後半は2バーディ、1ボギー。「う~ん、60%です」と伸び悩みに不満をちらつかせながら、「全体的にはいいラウンドだったと思います」と一日を振り返った。

古江彩佳が優勝した前週「アムンディ エビアン選手権」でメジャー自己最高10位になり、フランスから16日夜に帰国。17日はプロアマ戦に出場した。山下美夢有竹田麗央と同日程の強行軍だが、スコアは3人でトップ。暑さで頬は紅潮していても、疲れの色は感じさせない。

見た目で高そうな身体能力と“健康優良児”をイメージさせる岩井は、暑さでダウンしたことなど一度もないという。「暑さには強いですかね」。地元・埼玉の中学時代は陸上競技部に所属。炎天下でも1kmごとに設定タイムを短縮するランニングで一日8kmを走る日々を過ごしていた。

「5番で3mぐらいのチャンスを外したり、もったいないのがありました」。今週始めに大雨が降った影響で、この日のグリーンコンディションはスピードを示すスティンプメーターが8.67、硬さを示すコンパクションが20.5。最近のツアーでは極端に“遅く、軟らかい”状態で「すごく重かった(遅かった)です」と、対応しきれなかった部分もある。

54ホール短縮競技になった昨年大会の優勝スコアが通算18アンダー。今年もバーディ合戦は必至だ。「4日間で通算20アンダーぐらいですかね。それで優勝争いかな」。疲労にも時差ボケにも暑さにも負けず、岩井は今季3勝目を見据えていく。(福岡県糸島市/加藤裕一)

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