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岩井千怜は最終パー5で連日の“直ドラ”も…バーディ逃しに悔い

◇国内女子◇RKB×三井松島レディス 2日目(11日)◇福岡CC 和白コース(福岡)◇6305yd(パー72)◇晴れ(観衆5581人)

最終日は強い雨予報。ラウンド中止の可能性を考えれば、単独首位でホールアウトしておきたかったのが本音だ。連覇のかかる岩井千怜は、それでも9位スタートから「68」で首位タイに浮上。終盤17番、18番と伸ばせなかった悔しさを引きずりながらも、「そうですね、そうか。自分を追い込み過ぎていたのかな。今日トップに上がれて良かったです」と気を取り直したようにうなずいた。

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練習の成果を実感する100yd以内のショットが好調。後半16番までに4バーディ、ボギーなしの内容で首位に並んだ。単独首位まであと一歩に迫って迎えた終盤。17番では4.5mのチャンスを外し、初日はバーディで締めた最終18番(パー5)に入った。右サイドのセミラフに入った2打目地点。岩井はドライバーと3番ウッドを手に、キャディと番手の選択に時間をかけた。

「3番ウッドで打つとしたらフェアウェイにいくか、ラフにいくかの間(はざま)のところ。3打目が余計に難しくなるのでドライバーを選択しました」

前年大会のプレーオフでも優勝につないだ2オン狙いの“直ドラ”で、グリーン左サイドのラフまで運んだ。しかし、3打目のアプローチを5mにつけたバーディパットは、わずかにカップ右に逸れてパーどまり。苦笑いでカップ付近に止まったままのボールを見つめた。

同じ首位には佐久間朱莉、そして1年前のプレーオフで優勝を争った山下美夢有がいる。最終日の天気次第では、再び山下を交えたプレーオフで勝敗をつける可能性もある。「誰と回っても自分のプレーなので」。自身初の大会連覇に向けて、静かに決着の時を見据えた。(福岡市東区/塚田達也)

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