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安田祐香「優勝したら答えが見つかるかな」 悲願達成へ

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 事前(18日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡)◇6494yd(パー71)

今年で42度目の開催となる一戦が、あす開幕する。本大会では舞台を川奈ホテルGC富士コースに移した2005年以降、18回の開催(20年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止)で10人(55%)のツアー初優勝者が生まれた。直近2大会も22年が高橋彩華で、昨年は神谷そらと初優勝が続いている。

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参考までに2005年以降、春に同じコースで開催される3日間大会の初V割合を調べてみると、前週「バンテリンレディス」(熊本空港カントリークラブ)は50%(9/18)。「富士フイルム・スタジオアリス」(兵庫・花屋敷GCよかわコース 22年と24年は別コースで開催)は12%(2/16)。「バンテリン」もだが、本大会の初V率が高いことが分かる。

昨年、神谷に1打届かず2位で終えた安田祐香も、初優勝が期待される一人。昨年は最終日の17番(パー3)まで首位に立っていた。しかし、そこから連続ボギーでホールアウト後には涙を流した。

出場した21年からの3大会は全てトップ10入り(8位→3位→2位)と、優勝争いの常連。コースとの相性は申し分ない。「高麗芝が合っているか分からないけど(ラインは)読みやすい。ティショットでも大きなミスはしないので、良いイメージはある。自分的には好きなコースなので楽しく回れたら」。胸の内はポジティブな感情ばかりだ。

今季はここまで6試合に出場し、「明治安田レディス」「ヤマハレディース」での21位が最高。2週前は同い年の阿部未悠、前週も2歳下の竹田麗央が初タイトルを獲得した。

「いつもこの試合で優勝争いができていてイメージが良いので、そういうチャンスが今週また巡ってくれば。(初優勝への)焦りは全然ない。いいショットをしているのに優勝できない理由がまだ見つかっていないけど、優勝したら答えが見つかるのかな」。長いトンネルの先に、光があると信じて進む。

安田の2歳下の佐久間朱莉も、同じく初優勝を目指す一人。今季は7試合に出場してトップ10入りが3回。「ことしはどの試合でも優勝を意識しているので、それが1試合でも早くできたら」。視線は常に上を向いている。

本大会には過去2回出場し、いずれも予選通過。「今週は身体のコンディションも良いので、ひとつ勝って強くなりたい」。ことしもニューヒロイン誕生なるか。(静岡県伊東市/内山孝志朗)

<2005年大会以降の歴代覇者>※はツアー初優勝
2005年/藤井かすみ
2006年/大山志保
2007年/佐伯三貴
2008年/上原彩子
2009年/タミー・ダーディン
2010年/服部真夕
2011年/金田久美子
2012年/大江香織
2013年/佐伯三貴
2014年/フェービー・ヤオ
2015年/藤田光里
2016年/大山志保
2017年/吉田弓美子
2018年/永峰咲希
2019年/申ジエ
2020年/新型コロナウイルス感染拡大のため中止
2021年/稲見萌寧
2022年/高橋彩華
2023年/神谷そら

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