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「いかに長所を出せるか」 上田桃子が地元で2年ぶりの予選落ち

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 2日目(13日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6518yd(パー72)◇晴れ(観衆3227人)

選手紹介のアナウンスを受け、上田桃子が地元・熊本のファンから盛大な拍手を受けた。68位から巻き返しへ、前半11番(パー5)で2mにつけてバーディを先行。しかし、14番、折り返した1番から2連続ボギーをたたいて失速した。最終9番(パー5)は残り60ydの3打目を前にギャラリーから「いいところを見せて!」と声が飛び、60度で1.5mにつけてバーディで締めたものの、この日は「73」。通算4オーバー、61位でカットラインに2打及ばなかった。

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「パターのラインが全然読めなくて、思った感じでストロークできなかった。迷いながら打っている感じが多かった。チャンスはきのうよりもあったけど…」と振り返った。

2022年10月「樋口久子 三菱電機レディス」以来、2年ぶりの予選落ち(昨季に棄権2回)。37歳のベテランは22年4月「富士フイルム・スタジオアリス」でツアー通算17勝(米ツアーメンバー扱いの2011年「ミズノクラシック」含む)目を飾って以降、優勝からも遠ざかっている。地元での屈辱に「今の時代は平均的にというより、いかに長所を出せるか。そこが昔よりも求められている」と総括した。

ストロングポイントを問われ、「技術的な部分は100yd以内の精度だと思う。良くも悪くも苦手なものはないが、今の自分は『これだけは』ってものもない。そこが結果につながってない」。次週「フジサンケイレディスクラシック」(静岡・川奈ホテルGC富士C)へ、改めて自身を見つめ直す。(熊本県菊陽町/玉木充)

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