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山下美夢有「なかなか分かってる」 妹キャディの後押しで今季ベスト「66」

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 初日(22日)◇UMKCC(宮崎)◇6545yd(パー72)◇晴れ(観衆2401人)

そろそろかな、と思ったら、ゼリーを持った手がすっと伸びてくる。それを受け取り、山下美夢有はショット、パットのルーティンに入った。

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「いいタイミングで補食を渡してくれたり。『お、なかなか分かってるな』と」。妹蘭さんのキャディは、4位で迎える最終日を前に体調不良で棄権した昨年8月の「CATレディス」以来、2度目だ。「前回は『ほんまに大丈夫か』とか不安やったんですけど、今回は風の計算もしてくれたり。心強かったです」。時おり、互いにラインを読んで「逆や」と思ったのは御愛嬌。姉が、妹から力をもらったことは間違いない。

2年連続年間女王が、トップ10フィニッシュなしのまま迎えた今季4戦目。スタート1番でピン手前3mのチャンスを逃したが、2番で4.5mを決めてバーディが先行した。終盤17番では17mのファーストパットが2mショートしたピンチをしのぎ、ボギーなしの6アンダー「66」。首位と2打差4位は今季最高の出だしになった。

3年連続年間女王、3年連続の平均ストローク60台など注目されることが避けられない立場は、必然的にプレッシャーも強くなる。「ショットのフィニッシュがしっかり取れている。ゴルフが良くなってきている時なんで、焦らずやりたい。もったいないボギーだけ気をつけて、とにかく少しでもスコアを伸ばしていけるように」。姉妹で明るく、今季初優勝に近づいていきたい。(宮崎市/加藤裕一)

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