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「やっぱりさすが」 小祝さくらは鈴木愛の“強さ”を称賛

◇国内女子◇Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日(17日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6456yd(パー72)◇雨(観衆2110人)

予選ラウンドから一変、荒天となった最終日。小祝さくらはイン9ホールの最終ラウンドを「33」で回り、通算10アンダーで鈴木愛とのプレーオフに入った。1ホール目は互いにパー。2ホール目、左ラフから2打目をグリーン手前バンカーに入れた鈴木を見て、フェアウェイからピン右6mにつけた。優位に立った。

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しかし、20ydのバンカーショットを2.5mに寄せた鈴木に対し、バーディパットは「ちょっと強く入った。攻める気持ちが入りすぎた」と1.5mオーバー。鈴木に先にパーパットを決められると、立場は逆転。パーパットを外し、2週連続同じ最終日最終組で回った相手に連敗した。

「ボギーで負けたので、それが実力だからまた頑張ろうって気持ち」と顔を上げ、「あのパットを入れるのもすごいと思いますし、雨で難しい中で入れてきたのはやっぱりさすが」と鈴木をたたえた。

鈴木、小祝と2週連続で同じ最終日最終組をプレーしたプロ3年目の竹田麗央はスタート10番でボギーを叩いた。ティショットは右バンカー、パーオンを逃し、2mのパーパットを外した。「二人のプレーに圧倒されてしまって自分のプレーができなかった」と一日を振り返った。

前週は首位と6打差での最終日だったが、今週は並んでスタート。「優勝が狙えるところからだったので、あまり自分のプレーに集中できなかった。9ホールだったのでひとつのミスが大きなミスになる」と「37」だった一日を悔いる。

「技術的にも気持ち的にも下だった」。小さく、震える声で話しながら、懸命に前を向く20歳。「でも、それがいい経験になったと思うので、それを生かして頑張りたい」。リベンジの機会は、またやってくる。(鹿児島県姶良市/内山孝志朗)

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