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願いを込めて 2023年ベストショット3選【大澤進二】

鮮やかな緑が包むゴルフコースに、さまざまなアクセントを添える光と影。2023年はコロナ禍を象徴するマスクが口元から減り、人々の笑顔が映える日常も戻った。それら数々の要素に神経を研ぎ澄ませ、一瞬を切り取ることに全てをかけるフォトグラファーたち。GDOとともに国内外を渡り歩いたプロフェッショナルが選んだ今年の3枚。第1回は大澤進二カメラマン編。

<大王製紙エリエールレディス 最終日 青木瀬令奈>

彼女がまだ小学生の時に初めて取材した。時が経つのは早いもので、2017年「ヨネックスレディス」で初優勝してから今回の「大王製紙エリエールレディス」でツアー5勝目。念願のシーズン複数回優勝も達成した。

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本人の「何かを得るには何かを犠牲にしなければいけない」との言葉通り、飲酒、美容院、ネイルサロンを断ってきたという。人間ならば欲望に負けてしまい、我慢し切れずに断念してしまいそうだが、彼女はしっかりとしたビジョンを持ってここまで成長してきたのだと感服させられる。写真の小さなガッツポーズには、プロゴルファー青木瀬令奈にとって、この先の目標達成のためにいろいろな思いが込められている感じがした。

<ZOZOチャンピオンシップ 2日目 松山英樹>

ショット、パットとともに精彩を欠き、本人も悔しいであろう大会自己ワーストの51位で終えた。大ギャラリーを引き連れてプレーした「マスターズ」チャンピオンの松山英樹。2日目にして優勝争いから脱落ムードになってしまい、ギャラリーに申しわけない気持ちと、自分への不甲斐なさを感じ取れるような一枚になった。

<北海道meijiカップ 最終日 鈴木愛>

2017年と19年の賞金女王が、2年ぶりとなるツアー18勝目を飾った。コロナ前の試合後、鈴木愛の練習が終わるまで撮影をしていた頃があった。ひとり練習場で暗くなるまで黙々とボールを打ち続ける。いつまでやるのかな、と思いつつシャッターを切りながら、その姿を見ていた。

ようやく終わりかと思ったら、今度はパッティンググリーンへ移動。そのころには真っ暗闇で、クラブハウスの明かりを頼りにボールを転がし続けていたのを覚えている。最近は首位で迎えた最終日に逃げ切れないイメージがついていたが、経験値や勝利数では若いプロ達をはるかに上回る。北海道でようやく歴代女王の復活を見ることができた。

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