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「100点満点のショット」 蛭田みな美が3打差3位に浮上

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(25日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6497yd(パー72)◇天候晴れ(観衆3015人)

1年前、蛭田みな美は「指をくわえて」国内最終戦に出場する選手を見ていた。シードを決めるメルセデスランキングを83位で終え、ファーストステージから出陣となった予選会(QT)に一生懸命だった。そこからファイナルステージを通過して今季前半戦に臨み、8月「CAT Ladies」で涙の初優勝。今年、40人しか出場できないエリートフィールドに仲間入りした。

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今大会に出場するのは2020年大会以来3年ぶりになる。今回の舞台に挑むにあたって「いままで7Wを入れていたけど、グリーンが止まりやすいかなと思って4UTに差し替える」といった対策をした。

そして、初日2アンダー7位発進を切ると、強風が吹いた2日目に「75」で1オーバー14位に後退。風に翻弄してスコアを落としたが、この日は風が弱まったのを機に「イメージ通りの球が打てるようになりました」と猛チャージをかけた。

14番までに4つのバーディを奪ってスコアを伸ばすと、15番では142ydの2打目を8Iでカップに放り込み、イーグル。「ほぼ狙い通りで、100点満点のショットではあった。でも入るのが見えて、ビックリです」。会心の一撃に浮き足立ったのか、次の16番(パー3)では3パットのボギー。17番で4mを流し込んでバーディと取り返せたが、「16番はもったいなかったですけど、まあ良しとするかな」と出入りの激しい3ホールを振り返った。

1イーグル5バーディ、1ボギーの「66」とこの日のベストスコアをたたきだし、首位と3打差の5アンダー3位に浮上した。

「まずはケガがなくここに来られたことがうれしいですけど、ここはグリーンで読み通りにいかないことがほとんど。その辺の難しさもあるし、ショットが曲がると難しい。今日が自分の中で合格点のゴルフだったので、それをあしたも継続できるようにまた気を引き締めて頑張りたい」。メジャー大会で2勝目を飾れれば、飛躍した一年の最高の締めくくりになる。(宮崎市/石井操)

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