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年間女王を「最後まで諦めない」 申ジエは6打ビハインドで最終日へ

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(25日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6497yd(パー72)◇天候晴れ(観衆3015人)

予選2日間と真逆の風に、申ジエ(韓国)はアジャストできなかった。3アンダー5位スタートから、3バーディ、4ボギーの「73」とスコアを落とし、2アンダー7位に後退した。

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国内ツアーに主戦場を移した2014年から狙い続ける年間女王。メルセデスランキング2位で乗り込み、優勝なら念願が叶うラストゲームの3日目、出だし1番からボギーでつまずいた。3番はショットでバーディを奪ったが、8番(パー3)はグリーンを外してボギー。流れに乗れずにフロントナインを終えた。

「ドライバーも、アイアンも全体的に細かいコントロールができなかった。その分、結果が出なかった」と下を向く。「ラフはそんなに長くないんですけど、それが逆に滑りやすくなってしまっているみたいで。アイアンショットの距離感を合わせるのが厳しい」と悔しさを噛みしめる。

年間女王獲得には、ランク1位の「山下美夢有より上位で単独13位以上」が最低条件だったが、それも山下が単独最下位(40位)に終わればの話。残り1日、山下は首位で、7位タイの自分は6打遅れをとる。細かいポイント差を抜きにすれば、もう「6打差逆転優勝」を目指すしかない。「このコースは色んな事が起きるし、ゴルフは最後まで分からない。これまでのことを参考にしながら、きょうの悔しい気持ちを持ってあしたに臨みたい。1年間頑張ってきた総決算だと思って、いいプレーをしたい」。15年、18年に優勝した舞台で、厳しい18ホールが始まる。(宮崎市/石井操)

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