前半後退に「ちょっとやばい」 馬場咲希は合格圏内で3日目へ
風対策で4年前のリベンジを 2000年生まれ・政田夢乃が58位→18位
◇国内女子◇最終プロテスト 2日目(1日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇6419yd(パー72)
初めてプロテストに挑戦した2019年、1次予選から最終プロテストまで駒を進めた政田夢乃(まさだ・ゆめの)は合格ラインに1打足りずに打ち砕かれた。会場は今年と同じJFE瀬戸内海GCだった。見渡しがいいリンクススタイルも、当時は「あまり風が強いイメージはなかった」と振り返る。
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古江彩佳や西村優菜、吉田優利らがそろう2000年生まれ。「最初のテストのリベンジみたいな形ではあるけど、ここで通って同じ舞台で戦いたいというのはある」と切実な思いをこぼす。大洗ゴルフ倶楽部(茨城)で行われた前年の最終プロテストでも風に悩まされ、今回は「風対策、頑張ってきました」と自信を持ってこのコースに戻ってきた。
初日は1オーバー58位。前半7番のボギーから流れを悪くして苦戦を強いられたが、終盤に2つのバーディを奪えたことが2日目のプレーにつながったとする。この日は5バーディ、1ボギーの「68」で回り、一気に合格圏内の18位タイに浮上した。
札幌が地元で「北海道はあんまり風がなくて、風がある中でのプレーは慣れていなかった」という。ショットの弾道ももともと高めで「低い球を打つ練習とか、ボールの置く位置を変えて」と工夫を凝らしながら腕を磨いてきた。2年前から拠点を千葉に移し、慣れない料理に奮闘しながら一人暮らしをしている。
5度目となるプロテストに「何が変わっているかは分からないけど、全体的にレベルアップはしていると思う。あしたもきょうみたいな感じでリズム良く回れるのが一番」と話す。懸念は初日にダブルボギー、2日目にボギーを喫した9番。「苦手意識がちょっとあって、そこをどうにか乗り切りたい」とキーホールに挙げた。(岡山県笠岡市/石井操)