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6度目の最終プロテスト 高木優奈はリーダーボードを見ない

◇国内女子◇最終プロテスト 初日(31日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇6419yd(パー72)

高木優奈が最終プロテストに臨むのは、もうこれで6度目だ。畑岡奈紗勝みなみ渋野日向子らと同じ1998年度生まれの25歳は「きょう寝て、あした起きたら違う人になっているかもしれない。そんな不安でいっぱいだけど、自信を持ってやっていけたらいいな」と思いの丈を吐露する。

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序盤6ホールは、焦りの気持ちがあった。「同組の子たちが1アンダーとか2アンダーで。誰もボギーを打たないし、パターはよく入っているし」。雑念を振り払っては気持ちを落ち着かせ、前半7番でようやく2.5mを沈めてバーディにした。8番(パー3)はピン奥から10mをカップインさせ、2連続バーディ。「焦らず、とにかくパターが入るのを待って無理のないゴルフ」を心掛けた。

クラブハウス付近にスコアが流れる電子掲示板があり、折り返しで戦況を把握することもできるが「一回も見ていない。順位を見ずにとにかく自分のスコアと戦っていけたらいいなって」。スマートフォンでも戦況を見ないように、「コーチにスタート時間(だけ)を連絡してください、って言ってある」という。

まずは初日、6バーディ、ボギーなしの「66」でプレーし、首位と1打差の6アンダー3位で滑り出した。「とにかく一打、一打に集中してという感じで4日間やっていけたら」という思いでクラブを握っている。

「きょうはボギーフリーだったのが一番良かった。ただ、欲を言えば3mのバーディパットを外したのが3ホールくらいあったので、全部が入るわけではないけどその辺が入ってくれたらかな」と表情は固いままだ。目標は毎日3アンダー。「きょう貯金はできたけれど、あしたも変わらずに3つずつ伸ばすつもりで」と静かに意気込んだ。(岡山県笠岡市/石井操)

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