ニュース

国内女子スタンレーレディスホンダゴルフトーナメントの最新ゴルフニュースをお届け

今夏は新型コロナにRSウイルス…森田遥が耐えて忍んだ6年間

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 最終日(8日)◇東名CC(静岡)◇6590yd(パー72)◇雨(観衆3551人)

2つ目のタイトルは2017年8月「北海道meijiカップ」から、実に6年ぶり。森田遥は念願の優勝に「長かった」と振り返った。

<< 下に続く >>

小祝さくらと並んで首位から出た最終日。前半2番で手前カラーから10mのバーディパットを沈めて、早々に単独首位に立った。5番で9Iを握り136ydをピン右横3mにつけてバーディを奪ったが、それ以降は「しんどい」パープレーに。「雨風が吹いて気温も低く、耐えるゴルフが必要だなと。でもチャンスが来たら取らないと思っていて」。耐えしのぎながら、終盤17番ではティショットを右に曲げるも、木に当たってフェアウェイに戻るという“運”も味方して後続との2打差を守った。

夏場に思わぬ災難に苦しめられた。「新型コロナにかかって、その後すぐにRSウイルスと立て続けに体調が悪くなった。せきも出たりして、元に戻すのが大変だった」。6月最終週の「資生堂レディス」を欠場してから試合に出られない日々が続き、8月「北海道meijiカップ」で復帰。「休めば休むほど試合がなくなって、焦りしかなかった」といい、そこから5試合連続予選落ちを喫して頭を抱えた。

フルシードを喪失した2019年シーズン以上に精神的には追い込まれていた。「トレーニングをダンスに」とプレーしていない時間をうまく使って気を晴らし、立て直してきたという。「コーチをつけていないから、自分で動画を撮りながらスイングチェックしたりして。6年かかったけど、毎日少しでも勝利に向かって準備してきたことで自分なりに成長できたのかな」

今シーズンも残り7試合となり、「また来週は0(ゼロ)から始まる。今週と同じように、自分のゴルフに徹しながら3勝、4勝をできれば。勝てると思っていなかったので、まずは今回の優勝を自信にして。気持ちを切り替えて頑張ろうと思います」。苦しかった時期を乗り越えて積み重ねた努力が実を結んだ。(静岡県裾野市/石井操)

関連リンク

2023年 スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!
これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!