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海外挑戦も視野に “鉄人”表純子は21年連続出場

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 初日(6日)◇東名CC(静岡)◇6590yd(パー72)◇晴れ(観衆2301人)

2011年から17年にかけて達成された、いまだ破られていない『241試合連続出場』の記録保持者。49歳の表純子が今季初のレギュラーツアーに出場し、「69」の3アンダー24位で初日を終えた。

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今年は「できるところまでやって行きたい」と下部ステップアップ、45歳以上のシニア(レジェンズ)と2つのツアーを掛け持ちし、計10試合に出場。かつて“鉄人”と呼ばれたベテランは、限界を決めることなく今も意欲的にプレーの場を求め続けている。

主催者推薦で出場するこの大会は、2005年にツアー2勝目を挙げた舞台であるとともに、初出場の03年から一度も欠かさずに出場してきた。出られるのであれば出たい、という一心で、ことしも推薦をもらえたことを素直に喜んで会場入り。その練習日、大会関係者から「『今年で21回連続出場。それを切らしちゃダメだから推薦したよ~』って言われて」、初めて連続出場のことに気づいたという。

「どのツアーも一生懸命やっているけど、レギュラーツアーだし気合いを入れて。せっかく推薦をいただいて、下手なことはできない。ここ最近はパターが入っていなかったけど、このコースに来てから入るような気がします」。思い出の詰まった好相性のコース。初日は、カットラインよりも1ストローク上の位置につけるスタートを切った。

現在は、夫でキャディを務める広樹さんの故郷・静岡県菊川市を拠点にしている。地元の広島県にも年に数回は戻るが、ほとんどは静岡に滞在。市内にはスポンサー先の練習場もあり、「休みの日とか朝はゆっくりするけど、昼頃から練習場に行って。試合に出るからには180~200球は絶対に。日課だと思って打つようにしている」とクラブを握り続けている。

ラウンドの誘いがあればすぐに予定に書き込む。だいたい週2回ほど、週5日でプレーすることもある。「もうゴルフ漬け。ゴルフが好きなんでしょうね。周りからも『なんでそんなに好きなの?』って言われる」と笑顔を向けた。

ツアー競技においても新たな刺激を求め、海外への挑戦を画策中だ。「来年は『全米女子シニア』の予選会にも挑戦しようと思っていて、出られる試合には出たい」という目標がある。当たれば250ydは飛んだかつてのショット力は、ここ最近、平均220ydと年齢を重ねるにつれてパワーダウンしてきている。ただ、今週のように高低差のあるコースでも疲労の色を見せることなく、ホールアウト後には「好きなドライバーが今日はあんまり良くなかった。いまから練習してきます」と休む間もなくドライビングレンジへ直行。「体力はあります」と元気いっぱいだ。

「また来年の推薦をもらえるように頑張りたい」と臨む今週。同一トーナメントで継続中の連続出場記録は、永久シードを持つ不動裕理の26試合(1997~2022年「伊藤園レディス」)。最長記録は「日本女子オープン」に1968年から2002年まで出場した岡田美智子の35試合となる。記録更新へまだ先は遠いが、気にかけてくれる人たちのためにも前進を続ける。 (静岡県裾野市/石井操)

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